BIC SIMの事を調べるとIIJmioの名称が登場しますが、これは両者が基本的に同じサービスであるからです。
つまりBIC SIMの本体はIIJmioです。ただ、全く違いがないという訳でもありません。
この記事では、IIJmioとBIC SIMの細かな違いを 説明していきます。
IIJmioもBIC SIMも「IIJ社」が提供する格安SIM
BIC SIMとは、一言で言うとIIJmioの名前違いです。
具体的にはビックカメラが取り扱い窓口となり、IIJが提供する格安SIMで、細かな差はあるものの、基本的なサービス内容は同一となっています。
専門用語なら「IIJからOEM提供されたサービスがBIC SIM」と表現できるでしょう。
ダイハツの軽自動車『ミラ』が、トヨタでは『ピクシス』として販売されているのと同じです。
トヨタ自身は軽を開発していませんが、OEMによってトヨタディーラーでも軽を求める顧客を獲得できます。
ダイハツはトヨタの大看板による収益が期待できます。
ビックカメラはグループ子会社(ソフマップ・コジマ)含めて、極めて多くの実店舗を持ちますので「店舗で契約すれば即日利用開始できる」と誘客もできますし、年配者などのオンライン操作を苦手とする傾向のある顧客を獲得する役割が果たせます。
そして一般ユーザーへの認知度が低いIIJmioは、ビックカメラの大看板によって契約者数増加が期待できます。
ちなみにビックカメラグループ以外の家電量販店(ヨドバシカメラ等)では、IIJmioそのものが窓口取り扱いされています。
最大の差は無料Wi-Fiスポットの有無
IIJmioとBIC SIMは基本的に同じ物。
と、なれば「どっちでも良いか」となるかもしれません。しかし冒頭でもお伝えしている通り、細かな差はあります。
その中で最も比較検討すべきといえるのが、無料Wi-Fiスポット提供の有無でしょう。
BIC SIMでは『ギガぞう Wi-Fi』を無料で使用できる特典が付与されます。
10万カ所の無料Wi-Fi(無料VPN有り)スポットを設置しています。
対してIIJmioは無料スポットを持っておらず、提供しているのは月額398円で『Wi2 300』と『BBモバイル』が全国合計15万カ所にて利用できる『IIJmio WiFi by エコネクト』となります。
キャンペーンはIIJmioの方が多い
無料Wi-Fiスポットを重視する方には、BIC SIMがおすすめできるでしょう。
ただ、それが必要でもないという場合には、キャンペーン量の差でIIJmioを選んだ方がお得になる場合が多いです。
例えば2021年12月現在から2022年1月7日までのIIJmioキャンペーン。
セブンイレブンでギガ数追加のIIJmioクーポン(2GB / 10GB)を買うと、購入したのと同じギガ数がプレゼントされます。
2GB買えば合計4GB、10GB買えば合計20GBが利用できるので、通信量の多くなるこの季節には非常にお得感の高いキャンペーンといえるでしょう。
BIC SIMは、どちらかというと実店舗でのキャンペーンに力を入れています。
例えば、音声通話プラン契約するとビックポイントがプレゼントされるキャンペーン等がありますが、ネット契約に慣れているとかえって面倒に感じるかもしれません。
サポートはどちらもIIJが担当 ただし実店舗サポートは別
IIJmio・BIC SIMのいずれを契約しても、サポート時に問い合わせる事になるのはIIJの窓口です。
そのため、ビックカメラにサポートしてもらえると思ってBIC SIMを契約してしまうと後から「あれっ?」という事になってしまうのでご注意ください。
もちろんBIC SIMのサポートが外様大名よろしく後回しにされるなどという事はありませんが、こちらが「IIJmioではなくBIC SIMを契約している」と説明する必要があるので、少々煩わしさを感じる事はありそうです。
ただBIC SIMなら、ビックカメラグループの実店舗でもサポートを受ける事ができます。
即日開通をはじめ、初期設定やSIM再発行等もサポートを受けられます。ただし実店舗サポートは割高になる点に注意が必要です。
IIJmioの実店舗サポートはビックカメラグループ以外の家電量販店等で対応していますが、即日開通に対応しているのはヨドバシカメラのみです。
ネット契約ならIIJmio、実店舗契約ならBIC SIM
見てきたようにBIC SIMは、どちらかというと実店舗での契約が魅力的な格安SIMです。
また、ビックポイントの取り扱いがありますので、ビックカメラグループをよく利用される方にもおすすめできます。
対してIIJmioは、どちらかといえばネットで完結する部分が多く、キャンペーン量も多いのが特徴です。
時間の無い方や、実店舗を必要としない方におすすめできます。
とはいえ両者の差は極小です。どちらを選んでも信頼のIIJ品質ですので、自分に合った方を選ぶと良いでしょう。