IIJmioではギガプラン契約時に、容量プランなどとは別に「タイプA」か「タイプD」を選ぶ必要があります。
急にこの選択が提示されて、詳しい説明もないので困ってしまったという初心者の方もいるのではないでしょうか。
公式の説明では「タイプAはau回線、タイプDはドコモ回線」程度の解説にとどまり、結局どちらを選んだほうが得なのか判断するのは難しいと思います。
そこで、このタイプA・タイプDについて、そもそもの意味と選ぶ際の考え方について説明します。
基本:タイプの違いはキャリア回線の違い
まずは、タイプの違いが何を表しているかについてです。
IIJmioをはじめとした格安SIMは、ドコモやauのように自前で全国に張り巡らされたアンテナや回線網などを保有しているわけではありません。
そのような全国規模の大インフラを格安SIM各社がそれぞれ保有しているわけがありませんよね。
その代わり、親にあたるドコモ等のキャリアの回線を借り受けて運用しています。
ギガプランのタイプの違いは、まさにこのキャリア回線の種類の違いなのです。
タイプAはau回線の設備を借りていて、電波のカバーエリアや基本的なサービスはキャリアであるauに準じます。
同様にタイプDはドコモ回線を利用していて、ドコモ回線の特徴に準じます。
結局、どっちを選べばいいの?
理屈は以上のとおりですが、じゃあドコモ回線とau回線のどっちがいいの?という点を自分で判断できる方はあまりいないでしょう。
現在ではどのキャリアも、少なくとも日本国内の居住地であって4Gの電波が入りづらい場所はほぼないレベルまで整備が進んでいます。
よって適当に選んでも、格安SIMに乗り換える前に使っていたキャリアを選ぶのでも良いのですが、いくつか論点を挙げたいと思います。
まず大前提として、ドコモ回線の電波以外は掴みが悪いスマホとか、逆にau回線の電波はしっかり掴むけどドコモ回線の利用に必須な周波数に対応していないスマホなど、いずれかのキャリア以外で使いづらい周波数帯(バンド)のスマホが存在します。
そのようなスマホでは適切なキャリアを選ばないとすぐに圏外になってしまうなどということになりますので注意が必要です。
基本的にドコモで買ったスマホならタイプDを、auで買ったならタイプAを選んだほうが無難ですが、その他国内向けのSIMフリー端末やIIJmio公式から買ったスマホならドコモの電波もauの電波も両方ともちゃんと掴めるはずです。
回線品質の違いとしては、時期やその時の契約人数によって大きな差が生じると思いますが、今現在一般的に言われている傾向として、ドコモ回線は混雑に比較的弱いが非混雑時のピーク速度は高速、au回線は最も混雑する昼時間などに強いという特徴があります。
ドコモ回線とau回線の両方に対応するIIJmio以外のマルチキャリア格安SIMを見ても同様ですが、昼12~13時頃はドコモ回線だと1Mbpsを切るのに対して、au回線だと日によっては5Mbps程度を維持することもあるなど、au回線は今のところ昼に強いという点は特筆すべきでしょう。
それ以外の時間に関しては、そもそも速度控えめで安いという格安SIMのコンセプト上、傾向の違いはあれども特段の違いはありません。
プラン選択によっては選べないタイプもあるので注意
ちなみに、IIJmioのすべてのプランでタイプA・タイプD両方から選べるわけではありません。
ギガプランの中では、SMS無しのデータのみSIMとeSIMの契約だとタイプDしか選べません。
もしお持ちの端末がau回線しか使えない、auのSIMロックがかかったままであるという場合は、他の契約を選ぶ・端末を購入する・SIMロックを解除するなどの対策をとる必要がありますので注意してください。
ギガプラン以外では、eSIM専用のデータプラン ゼロもドコモ回線のみの提供になります。
ギガプランのeSIM契約もeSIM専用プランであるデータプラン ゼロも、契約中のプラン選択画面でそもそも「タイプA・タイプD」の選択肢自体が表示されません(データのみSIMは選択肢は表示されるがタイプAに×が付いて選べない)。
意図せずタイプDを選んであとで困ったということの無いように気を付けてください。
端末の対応状況だけ確認してタイプを選ぼう!
結論としては、タイプ選択で誤ると困るのは端末の対応状況のみです。
つまり実質的にドコモ専用のスマホでタイプAを選んだり、au用のスマホでタイプDを選んだりすると、電波の掴みが著しく悪かったりして困ることになります。
ご自身のスマホのバンド対応などがよくわからない場合は、IIJmio公式で端末をセットで購入するとどちらでも使えて間違いがありません。
それ以外では今のところタイプAが昼時間に強い程度の差で、どちらを選んでも極端な違いはないでしょう。好みで選んでも問題ありません。
タイプA・タイプDを選べるマルチキャリアのIIJmioは、様々な古い端末をそのままIIJmioで使う場合に大きなメリットがあります。自分の端末にあった回線のギガプランをお使いください。